架線金物

線路を支える金物。

木製の配電柱には、腕金、がいし、支線、接地が取り付けられ、すべて亜鉛めっき鋼製の金物で固定されます。Coronaは、ANSI C135.1、BS 4190、または電力会社固有の形式に準拠し、これらの組立のうち五つで使うボルト、ナット、座金、アンカー、ロッドを製造しています。各セクションで、部品がどのように連携するかを説明します。

架線金物の組立

金物が連携して働くしくみ。

以下に、五つの架線金物の組立と、各組立に使うCoronaの部品、および装柱が完了した状態での各部品の役割を示します。

架線金物の組立

これらの部品で組む五つの組立。

各セクションで、部材がどのように連携するかと、使用するCorona製品を説明しています。

腕金

腕金組立

配電柱には、ピンがいしまたはポストがいしを保持して電線の間隔を確保する腕金が取り付けられます。単独の腕は、電柱に貫通ボルトで固定してブレースを掛けます。角度部や引留部では、反対側に二本目の腕を取り付け、二本を連結して引張荷重を分担させます。北米の電力会社はこれらの金物をANSI C135.1とRUS形式で、英国・英連邦の電力会社は多くの場合BS 4190で指定します。

マシンボルト / 角頭ボルトは、角ナットと、両端の角形または湾曲座金で、腕を電柱に締め付けます。二重腕金用ロッドは、二重に組んだ二本の腕金を貫通し、ナットでそれぞれを締め付けます。角根丸頭ボルトはブレースを固定し、電力会社が六角を指定する場合は、六角ボルトが角頭ボルトに代わります。腕金、ブレース、がいし、電線は、電力会社または他メーカーの製品になります。

二次線

二次線用スプール組立

低圧の二次側電線と引込線は、腕金ではなく、スプールがいしに架線します。スプールは、電柱にボルト止めした二次ラックか、電柱または腕を貫通する一本のスプールボルトに取り付けます。ご発注の際は、電柱に合わせて、肩部の形式(片肩または両肩)と軸長をご指定ください。

スプールボルトは、軸上でスプールがいしを保持し、鍛造の肩部でがいしを電柱から離して支え、割ピンで抜け止めします。座金と角ナットが、電柱の反対側で接合部を仕上げます。ラック、スプールがいし、電線は、他メーカーの製品になります。

支線

支線のアンカー固定

角度柱、引留柱、重量機器を載せた電柱は、支線で支えない限り、線路の張力方向へ傾きます。下げ支線は、電柱上部近くのクランプから、柱脚から所定の離隔距離にある地中アンカーまで張ります。スクリューアンカーは、手作業またはデリック付き掘削車で地面にねじ込むため、穴を掘って埋め戻す必要がありません。

アースアンカー / オーガーは、スクリューアンカーです。ロッドの先端にヘリックスプレートを備え、上端はアイ形状で、土質と支線に合わせて選定します。六角ナットと座金で、アンカーロッド金具を固定します。支線のストランド、ガイグリップ、シンブル、がいしは、他メーカーの製品になります。

接地

電柱の接地

電柱上の変圧器、避雷器、系統の中性線は大地に接続され、故障電流が地中へ流れる経路を確保します。電極には通常、柱脚の脇に垂直に打ち込んだ鋼棒を使い、その上端に電柱の接地線をクランプで固定します。米国ではUL 467に基づく棒のサイズを指定するのが一般的で、英国では同じ部品をearth rodと呼びます。

接地棒は打ち込み式の電極で、亜鉛めっき仕上げ、先端は打ち込み用に尖らせています。径は5/8 inと3/4 in(M16とM20)、長さは6〜10 ft(2〜3 m)です。接地線、クランプ、カップリングは、他メーカーの製品になります。

取付金具

電柱への取付金物

電柱に取り付けるものの多くは、貫通ではなく片面に固定します。ブラケット、昇柱ステップ、ケーブルガード、立ち上がり支持金具、標識などです。コーチスクリューは木材に直接ねじ込み、締め付けが必要な取付には、ボルトを使います。保守作業では、既設電柱の腐食したボルト、ナット、座金の交換も行います。

コーチスクリューは、標準先端またはフェッタードライブ先端で、ブラケットやステップを木材に固定します。角根丸頭ボルトと六角ボルトは、締め付けが必要な取付金具を貫通ボルトで固定し、六角ナットと座金が各接合部を仕上げます。ブラケットと取付金具は、他メーカーの製品になります。